今年、高校の同級生が地元の大手金融機関を退職しました。彼とは高校1年時からの付き合いで、社会人になってからも頻繁に会っていました。かれこれ30数年の付き合いになります。
彼の勤続年数は新卒で入社して約30年です。しかも要職についていて、上役から昇進(役員?)の打診も受けていたそうです。年収もこれから数年はサラリーマンとして最も高くなる時期だと思います。一般的には順調なサラリーマン人生を歩んでるといえます。定期的に酒を飲みながらいろんな話をしてきたのですが、今年の1月に今までとは違う雰囲気で相談を受けていました。
内容としては、「会社にこのままいても先がイメージできない」とのことでした。その時ははっきり言って「おいおい!何をわけわからん事を言ってんだ!」と思いました。でもよくよく話を聞いてみるとどうやら「会社が嫌だから辞めたい」ではなく「人生を悔いなく生きたい」というポジティブな思考なのが伝わってきました。その時はもうちょっと考えてみるという感じで別れたのですが、それから数カ月して「退職する!」という事を、いつもとは違う雰囲気のお店(おじさん同士なのに海が見えるホテルのバー)で伝えられました。そういうことを含めても彼なりの覚悟を感じました。
今後の彼は「社会保険労務士」になることを目指すようです。しかも退職しても食べて行けるように準備万端でした。「株投資」「不動産投資」「住宅ローン完済」「子供二人が社会人」と完璧な経済的自立状態です。どーりで辞められるわけだって納得です(人の事言えませんが・・・)
それぞれの要素は彼が若い時からの頑張りで形成したきたものです。「株投資」は20代からしてましたし、「不動産投資」は実家を改築して学童保育に賃貸してますし、「住宅ローン」は那覇の一等地を就職後すぐに購入してますし、「子育て」も結婚が早かったので数年前には終了していました。あっぱれ!!っす。
「社会保険労務士」をなぜ目指すのか聞くと「今から勉強を始めてもまだ間に合うと思ったから」だそうです。しかも「定年後(60過ぎ)に何かを始めるのは無理だと思った」そうです。激しく同意です👍🤩😝
同級生(50代前半)にもいろいろです。仕事に誇りをもってガンガン頑張っている人、独立して事業をしている人、疲れている人、リストラされた人・・・。人それぞれとは思いますが、一度立ち止まって考えるお年頃かもしれません😅会社勤めだと「定年」を意識するのもこの年齢からなのかなーって感じます。今回書いた同級生は自分で考え、行動を起こし、これからチャレンジ(社労士試験)する事をこさえたカッコいい友人だと思いますし、刺激になります。思いのままに行かないのが社会だとは思いますが、「責任自分論」を改めて意識した出来事でした。
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