「飲食店を開きたい」👈コレ、結構な人が考えたことあると思います。僕もその一人でした。でもさすがにそんな勇気はなくて、サラリーマンを続けていました。
やりたかった飲食店は「BAR」です。大学の時のバイト先がBARだったんですが、これが楽しかったんですよねー‼ でもこれ、ありがちなヤバさです。。。「お金に余裕がある人」か「お酒に異常なほど詳しくて腕がある人」しかやっちゃいけない「危険な魅力」の飲食店だと思っていました。
実は52か53歳くらいには脱サラしてBARをやりたいとぼんやり考えてサラリーマン生活をしていました。なぜその年齢かというと、娘が大学にいったなら卒業の年がそのくらいかな~と考えてたからです。子育て終了のタイミングですね。
前にも書きましたが、「お金の不安」があったから始めた不動産投資だったんですが、思いのほか順調に規模が大きくなったこともあり(今思えば時流がよかっただけ)、始めて5年ほどするとFIREも視野に入っていました。そうするとBAR開業という思いがふつふつと湧き起こってきました。
そうこうしているうちに2~3年が経過した時には手取り年収と同じくらいのフリーキャッシュフローができていました。そして「今だ!!」と思って、BAR開業を理由に「退職願い」を上司に提出しました。(この話は長くなるので、別のテーマで書きますね)2019年1月初旬の事です。
実際に退職したのは有休消化後の2019年6月末でした。そしてBAR開業はその2ヶ月後の2019年8月です。ぼんやりと考えていた年齢からはだいぶ前倒しでのBAR開業です。不動産投資でキャッシュフローを得ながら、夢がかなった瞬間です!!
開店の時は変な言い方ですが「自分のお葬式」を見ている感じがするくらい、お花をいただいたりご来店していただきました。自分で言うのも恐縮しますが、控えめに言っても「順調なスタート」でした😅 奴が来襲するまでは・・・。
オープンして3カ月ほど経過した年末に不穏なニュースが徐々に大きく流れてくるようになりました。「新型コロナウイルス」の来襲です。お客さんもだんだんと少なくなり、ついに「来店のお客様がゼロ」の日も来てしまいました。夢がかなったと思ったら、一気に絶望感に襲われました。
そして言わずもがなですが「ステイホーム」「緊急事態宣言」「ソーシャルディスタンス」と、なにやら今聞くと懐かしい言葉が次々と叫ばれるようになりました。飲食店にはすべて「マイナス」です。でもしかたありません。「誰が悪いわけでもなく、世界中で起こっている事だ」と自分自身に言い聞かせて先行き不安を押し殺していました。うちなーんちゅ(沖縄人)なのに初めて「なんくるないさ」とつぶやきました。
お店は後に補助金や協力金をいただけたので、コロナ渦でも維持できていました。感謝です。そして不動産投資をしていたことが「セーフティーネット」になっていたこともあり、不動産の底力を再認識しました。でもコロナ渦の生活も慣れてきた2022年12月にお店は閉店しました。
3年と4カ月の営業期間でした。なぜ閉めたかというと、自社アパートを郊外に建てて、その一角でお店を再開する計画をスタートさせたからです!自社物件なら家賃収入でお店の経費を賄えると考えました。自宅兼アパートと同じ発想です。「家賃は払うものではなく貰うもの」という謎の言葉が頭を巡っていました、きっとコロナショックだと思われます(笑)
長くなってきたのでこの辺で終わりますが、その計画も現在進行形ですがアパートのみとなりそうです。(お店はいずれやりますけど)これまたコロナの影響やウクライナ情勢による資材高騰が原因の建築コスト高となった為です。収支に対して敏感になっとります(苦笑)。でもBAR経営は夢でしたのでやってよかったです!! 事業としてはさみしい結果となりましたが、夢を叶えたことには変わりはありませんし、経験値は必ず次に繋がると思っています。負け惜しみではない
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